2006-07-01から1ヶ月間の記事一覧

火事と喧嘩と、もう一つ

毎年のご招待。 友人と呼ぶには図々しいが、 姉の気のおけない友の集まりに 妹の私も「おまめ」としてまぜてもらっている。 有り難い。 向かう途中から音が聞こえ始めた。 ビルの谷間に垣間見られる花火にしばし見入る。 そういう見物人があちこちに。 よう…

ポケットにカメラを

写真を趣味としている。 自分が何を意識して撮っているのかといえば、 「この時この瞬間」という感情が湧いたときや、 「息遣い」を思ったときだ。 そして重んじていることは非演出ということ。 真実味。被写体の勢いを殺さず、流れの一瞬を切り取ること。 …

駅ってものは、どうしてこんなにせつなく、また画になるのか。 向かいのホームにたくさん電車を待つ人がいて、 電車が滑り込み去っていくと、その人たちの姿はもうない。 あっという間にかっさらわれていく。 それはもう、追いつけないさびしさか・・・。 電…

庭にオレンジジュース1ダース

ラッパ飲みする光景が当たり前になった。 世のご老人たちがそうしているのを見ると、少しかなしくなる。 ペットボトルの飲み物が当たり前になった今、仕方のないことかもしれない。 「ラッパ飲み」なんて言葉も、もう消えつつあるのか。 コーラやオレンジジ…

土曜の午後、渋谷で

不慣れな街。軽く迷うが、人に尋ね、無事到着。 PFF初観賞。 監督/脚本/撮影/編集 木村陽亮 『黒森歌舞伎〜僕が君に残したいもの〜』 血ではなく有志で受け継いでいる、 江戸時代からの山形・黒森歌舞伎。 毎年2月15日と17日、神社に奉納する。 それぞれに仕…

行く道・帰る道

いつも同じ時刻にすれ違う人。 電車の中、同じカバンの人同士、それと知らずに並んでいる。 日差しの強さに、思わず空を見上げた。 夏空と言うには、まだはやい。 お天気雨。 路地裏、昼休みのキャッチボール。 午後のおやつ、アイス。 定食屋、夕方の休憩。…

ここ一週間で観た映画たち

●川島雄三監督『しとやかな獣』 能楽が随所で使われていて不気味さと軽妙さを感じる。 白い階段が人生の昇り降りを表現。抽象のみの映像。この頃流行った手法。 “悪いことでもしないと、まともな生活できねぇじゃねぇか”という映画。 伊藤雄之助の台詞「二次…

東京ジャーミイ

どこから入ればよいかわからなくて、 インターホンを押したり、ドアをノックしたり。 しかし、礼拝に来た人について2階へと続く外階段を昇ると すんなりモスクへ入れた。階段・テラスはすべて大理石。 土足禁止。女は髪を隠すためスカーフを巻く。 偶像崇拝…

今思うこと、たくさん

恩師に会いに行った。 以前会ったのは6年ほど前だろうか。久々である。 会うといっても、墓石に向かい私から一方的に話しかけるだけだ。 大変感謝している。謝りたいことがある。報告したいこともある。 しかしそれが出来ぬまま、突然会えなくなってしまっ…