2008-01-01から1年間の記事一覧

PM10:18

山手線にて。 上野から乗ってきた老紳士ふたりは優先席に座った。 体を寄せ合い座った。 ひとりが耳打ちをする、ふたりに笑いが起きる。 ひとりが寒い寒いと手を擦りあわせる。 もうひとりが自分の手を重ね暖めはじめる。 ひとりがあくびをすると、もうひと…

永寿

我が家の電話は未だに黒電話だ。 留守電なんてもってのほか、保留にもできない。 保留の代わりに掛けておくオルゴールのような台もない。 何度となく電話会社が取替えにきたが、うちの68は門前払いし続けた。 その電話の横に、丸いフタ付きのプラスチックケ…

29歳の彼女は何をしている

足元がおぼつかぬ昨今。 これはいつから始まったのか・・・。 でも何か変わる気が少しする、こうもがいているうちに。 ある人は離婚を経験されており、 ひとりになったとき「俺にはこれがある」と言える趣味があった。 自分には何があっただろう・・・。 あ…

たいやきは頭から

贔屓にしているバンドのライブに行く。 1度目、どんなジャンルの音楽を演奏するのかも、 まったく知らずに行ったが、すぐに好きになった。 今回で2度目。出番はトップバッター。 メンバーみんなで音を楽しんでいる、こちらもとても楽しくなる。 上手いとか下…

見よ、あれがアマンドだ

六本木にてピカソ展2つ同時開催。とにかく六本木に向かう。 ポスターをさがしどちらを観るか決めるつもりで東京ミッドタウンに着いたが、 そのまま観ることに。 『魂のポートレート』展。 ポスターにもなっている自画像が入ってすぐにあった。 なんだか重苦…

-1940

ズボンは寸足らず。 指の爪の際は真っ黒。 たばこの灰とインクで汚れたポロシャツ。 嫌味、からかい、余計な一言。 今年の正月、実家に顔を出したとき、突然父が 「いやー筑波山がくっきり見えたよ」と言った。 どこか出かけてきたのか?と聞くと、 自分が働…

TIME CREVASSE

ぞろ目によく出会う昨今。 馬車道駅から歩いて赤レンガ内2階の展示へ。 螺旋状の大きな作品には登ることができた。 こんなのが自分の部屋だったらいい。 そこから大桟橋を目指した。 目の前に見えているのにぐるりとまわって行かねばならず、なおかつ道を間…

難治の方、朗報です。

よく口内炎ができる、幼い頃から。 「食べすぎだ」とか「ビタミンBが足りないからだ」など、いろいろ言われたが、 同時に8つできたり、ひとつ治ったと思ったらまた次ができる、といった具合だ。 今もそれは続いており、口の中を噛んでしまったら必ず口内炎…

池袋にて

人間は人間以外の動植物を「もの」として扱う。 その「もの」を効率よく手軽に食卓に運ぶために、 さまざまな機械を作る。 よくこんなアイデアが出てくるものだと思うほど。 人間が人間を「もの」として見たとき、虐殺が起きるのだろう。 今日観た映画 ・「パ…

初初

土曜出勤はたいていヒマである。 なので、予てから乗りたかったフォークリフトを教えてもらう。 車の免許も持っていないので、 ハンドルや車幅の感覚がまったくつかめない。 慣れるために駐車場を何度も周った。 慣れてきたところで、反対周りに挑戦。 しか…

サッポロスペシャル

サッポロ一番スペシャルを作るにあたり、 もやしやキャベツ・メンマを用意。 味は塩味。 大き目の鍋に水を張り、ラーメンの粉末スープで野菜を煮て、 おまけに味付けメンマの汁も入れる。 別の鍋で麺を茹でる。 茹で上がったら、お湯を切りどんぶりへ。 野菜…

強制休日

映画を2本。 両作品とも、とにかく早急に大金を用意しなければならない事情があり、 ある事情がバレてしまわないか観ていてハラハラする。 空が低くどんよりと曇っているような、妙に湿気を感じる映画であった。 ・「やわらかい手」サム・ガルバルスキ監督 …

ぜったい!

電車は降りる人が先だと思う。 そう思う!

初IKEA。

南船橋、遠い。 乗り換えに戸惑う。(かつて失敗したこと有り) 学生のとき、ザウスへ遊びに来た以来だったが、 今はもうザウスは無く、 IKEA、はたまたららぽーとか?!で買い物する駅になっている。 IKEAに行って驚いたのは、フードコーナーがあり、 食事と…

18時間

斉藤和義「ウェディング・ソング」を繰り返し聴く。 午後、恵比寿の写真美術館へ、世界報道写真展2008鑑賞。 最終日前日、滑り込み。 報道写真は生の人間の叫び、表情、さらに心の中まで写っていると思う。 特に悲しみや残酷さを捉えている写真の前で、 「自…

呼び出しビアガーデン

仕事帰りに晩御飯に何を食べようか考えながら電車に乗っていた。 すると「今からビアガーデン行くからおいで!」とのメール。 その場所は丁度次の駅だ。 迷わず行くことにした。 連日暑さと夕立が続いていたが、 この日は涼しい風が吹いており、雨も降る様子…

駿

ビリヤードに興じた後、さぼうるへ。 窓際の席に座り、ナポリタンと珈琲を注文。 ナポリタンを注文する人が多く、次々と運ばれていくが、量がものすごく多い。 学生のときに一度食べたきりだったが、こんなにあったとは… 白いTシャツにソースが飛ばないよう…

1年前を思い返しながら

電車・バスを乗り継ぎ、 方向感覚を失ったまま、夜になっている日々。 陽が長くなり、今日は夕焼け空を拝むことができた。 西はこっちか。 あぁ、体を貫く程の興奮を。 BGM:「I♥ME」 斉藤和義

侮るなかれ

「ゆうがたクインテット」が好きである。 教育テレビの幼児向け音楽番組であるが、 番組名が『You Gotta Quintet(You've got a Quintet)』と、 当初は夕方の番組だったため、出演する5人の音楽家『夕方五重奏団』に かかっているのもかわいい。 そしてオー…

この日だけは馬鹿です。

この時期、夏らしい日が続きこのまま晴れてくれればと思うのだが、 急に思い出したかのように梅雨になる。 いつもいつも祭の一日だけでも降らないでくれと願う。 今年も宮出しから神輿を見に行った。 やはり迫力があり、その堂々たる姿に感動した。 宮出しを…

要再読!

ようやく部屋の片付け3分の1程が終わった。 前の部屋とちがい、電気をつけなくても明るく、風も抜ける。 まだオーディオを組んでいなかったので、 ラジオを聴きながら…というわけにはいかなかったが、 溜まった洗濯物を干しつつ、棚に本を並べていく。 「…

お世話になりました。

約1年半、初めて独り暮らしを始めたこの町を離れます。 内見で案内されるまで来たことのなかった町、 でもすぐに好きになり、決めた。 下宿のおばさんも煙草屋のおばあちゃんもいなかったけれど、 雨の降り始めを教えてくれるランニングのおじさんと、 外で…

秀逸ランチパック

ランチパックのマカロニサラダを食べてみてくれ。 いや、食べなくてもいい。 パッケージを見てくれればそれだけでいい。 ランチパックシリーズはパッケージ右上に、 中の具材に合わせたシチュエーションで、 小さな男の子と女の子が描かれているが、 今夜も…

旗日、昼めし持参

神保町下車、白山通りを南へ。 内堀通りにぶつかったあと大手町方面へ歩く。 祝日のためか、ジョギングや散歩、サイクリングする人で賑わっていた。 大手門入り口から皇居へ。 入場は無料だが、入るときに入場の札を受け取る。 出るときはその札を返すことに…

ぼくの好きな先生

この曲が好きだ。 遠い記憶と重なり、ちょっと苦しくなるような懐かしさを感じる。 四年生まで通った小学校には、そういう先生がいた。 『宮金』と呼ばれたその先生は図工の先生で、 図工室奥にある準備室にいつもいて、職員室にはいなかった。 準備室に行く…

はやく秋になれ

今年は桜を見ないようにしている。 春は夏の次に嫌いな季節だ。 何かが終り、何かが始まる季節。 春が好きな人は冬の寒さが解けた暖かさと変化に、 何かしらの期待感を持っているようだ。 自分はこの変化に付いて行けず、 置いてけぼりにされたように思う。 …

PIE

東京ビックサイトにてPIE、お散歩がてら見学。 IGAS以来のビックサイトだが、この展示会規模はIGASほどではない。 しかし、愛用するメーカーのブースが立ち並び、憧れのカメラも触ってきた。 一番長くいたブースは、歴代の名機や珍品カメラたちが並ぶコーナ…

食す、について

食べることが好きである とても楽しみである。 しかし、仕事の日は食べることに満足感を得られない。 食べてはいる、きちんとした時刻に。 しかし、食べるというか流し込む。 どうやら食事の時間らしい、だから食べる…といった具合。 そうしていくらでも入っ…

春一番、六本木下車

東京ミッドタウン内サントリー美術館へ。 ロートレック展鑑賞。 駅でポスターを見かけるたび行きたいなぁと思っていた。 そこへ新聞屋から招待券。 たまにはいいことする。 平日でも混んでいるとのことで少々心配、 ここ数年でめっきり変わってしまった六本…

散歩部 in 目白

ほたてとバジルのパスタを食べた後、東京カテドラル聖マリア大聖堂へ。 丹下健三設計。 駐車場から向かうときから十字架の塔が見えた。 なんとか五時までの開堂時間に間に合い、中を見学。 縦線の壁面がカーブを描き上に伸びている。 その木目のように見えた…