ここ一週間で観た映画たち
●川島雄三監督『しとやかな獣』
能楽が随所で使われていて不気味さと軽妙さを感じる。
白い階段が人生の昇り降りを表現。抽象のみの映像。この頃流行った手法。
“悪いことでもしないと、まともな生活できねぇじゃねぇか”という映画。
伊藤雄之助の台詞「二次大戦後、若さに寛大すぎる」が印象に残る。
●須川栄三監督『けものみち』
憧れの女優 池内淳子。様子がいい。
池部良が渋い。「そよ風ときにはつむじ風」の印象が強かったが・・・。
女同士の取っ組み合いで「色気ちがい!」の台詞が気に入った。
●木下恵介監督『お嬢さん乾杯』
佐野周二、佐田啓二かっこよし。
原節子との気持ちの行き違いがドキドキさせてくれた。
●橋本忍監督『私は貝になりたい』
幼い頃観た映画で、もう一度観たいと思い借りてきた。
フランキー堺はこの映画で知った。
藤田進の存在感、藤原釜足も欠かせない。
橋本忍が監督というところで改めて驚く。脚本のみだと思っていた、失敬。
●ラッセ・ハルストレム監督『ギルバート・グレイプ』
何度観たかわからないが、ついつい見てしまう。
不倫相手の台詞「あなたならこの街から出て行かないと思った」が印象に残る。
最近の行動指針:道はつながっている