ここ一週間で観た映画たち

川島雄三監督『しとやかな獣』
 能楽が随所で使われていて不気味さと軽妙さを感じる。
 白い階段が人生の昇り降りを表現。抽象のみの映像。この頃流行った手法。
 “悪いことでもしないと、まともな生活できねぇじゃねぇか”という映画。
 伊藤雄之助の台詞「二次大戦後、若さに寛大すぎる」が印象に残る。

須川栄三監督『けものみち
 憧れの女優 池内淳子。様子がいい。
 池部良が渋い。「そよ風ときにはつむじ風」の印象が強かったが・・・。
 女同士の取っ組み合いで「色気ちがい!」の台詞が気に入った。

木下恵介監督『お嬢さん乾杯』
 佐野周二佐田啓二かっこよし。
 原節子との気持ちの行き違いがドキドキさせてくれた。

橋本忍監督『私は貝になりたい
 幼い頃観た映画で、もう一度観たいと思い借りてきた。
 フランキー堺はこの映画で知った。
 藤田進の存在感、藤原釜足も欠かせない。
 橋本忍が監督というところで改めて驚く。脚本のみだと思っていた、失敬。

ラッセ・ハルストレム監督『ギルバート・グレイプ
 何度観たかわからないが、ついつい見てしまう。
 不倫相手の台詞「あなたならこの街から出て行かないと思った」が印象に残る。


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