駅ってものは、どうしてこんなにせつなく、また画になるのか。
向かいのホームにたくさん電車を待つ人がいて、
電車が滑り込み去っていくと、その人たちの姿はもうない。
あっという間にかっさらわれていく。
それはもう、追いつけないさびしさか・・・。
電車の旅をしているとき、
駅に着く度、乗り降りする人々それぞれに暮らしがあると思うと、
その小さな駅を目に焼き付けたくて、いつまでも見ていたりする。
この駅が始まりであり、また帰ってくる場所でもある。
また自分もその旅から帰ってきて地元の駅に降り立ったとき、
生まれ育った町を尚一層愛しく眺められる。


駅が出てくるのをいくつか。
『フィッシャーキング』 『セントラルステーション』 『ひまわり』
ニューシネマパラダイス』 『フレンチ・コネクション
無法松の一生』 『少年時代』 『北京ヴァイオリン
ドラマだと、『東京ラブストーリー』 『愛してると言ってくれ』
歌だと、中島みゆき「ホームにて」