2007-01-01から1年間の記事一覧

ふり、省みる 2007

今年も激動であった。と、思う。 やってみたかったことへ挑戦したり、 これから何で生きていくか考えたり、 言いたかったことを思い切って言ってみたり、 自分のため、図々しくなったりもした。 予期していなかったような、いや予期していたようなことが次々…

あの店にはない

久々に劇場へ足を運ぶ。 まずこの作品、原題よりも邦題がいい。 ここは休憩時間、男性トイレに長蛇の列ができる映画館。 ひとりで行くとたいてい両隣は中年以上の男性だ。 劇場への行き帰りに駅に隣接するデパート脇を通るが、 今日の人出はものすごい。 多…

実は言いたい

3つの電車を乗り継ぎ、車に乗り、通勤している。 3つの電車のうち、1つは混んでいて到底座ることはできないが、 座るほどのこともない乗車時間なので、立っている。 ある朝、ドア横の優先席の前に立っていた。 優先席には老紳士二人、端に若者。 若者はず…

二八の一歩

『どうよ?27は??』 笑い飛ばせる出来事ばかりだったと思う、今となっては。 すごく哀しくても涙を飲んだこともあったし、 とてもおかしくて、腹の底からおおいに笑ったこともあった。 今後の自分、どうなりたいかを考え決断し行動にも出たし、 やってみた…

泣きの涙

この一ケ月で2回泣いた。 独り、声をあげて。 一度は強い衝撃とその心配から解放されたとき、 もう一度は必ず起こる変化、 わかってはいるもののやはり訪れる未知なる恐怖に怯えてだ。 今まで舞台袖からこっそり芝居を見ていたのに、 急に舞台中央へ立たさ…

そこで振り向け

普段、朝ご飯は牛乳多めのコーヒーのみだが、 今日は喫茶店でモーニングと洒落込んだ。 トースト、スクランブルエッグ、ハム、サラダ、珈琲。ぺろり。 その後、巣鴨方面へ散歩。 地蔵通り商店街を歩く。 日曜ということもあり、すでにご婦人たちで賑わってい…

JPEGG

すごく悪い夢を見、汗をかき、起きる。午前1時。 午後から友人のライブを聞きに、亀戸へ。 駅の中を走り、信号を少々無理して渡り、現場到着。 最前列へ滑り込み、座る。 すでに中盤のようだ。 音楽はいい。 演奏者の表情がなんともいい。 生で感じられるラ…

見上げたもんだぜ

浅草・神谷バーにて全員集合するまで軽く一杯。 揃ったところで店を出、吾妻橋を渡って押上に向かい歩く。 途中、酒屋に寄って酒を買い込んだ。 歩くたびになんとも懐かしい音がする。 2011年、ここ押上に新しい電波塔が立つ。 その高さは600メートルを越え…

果てはあるのか

4歳7ヶ月の甥っ子は保育園で覚えてきた言葉を使い、 力も強く、ちょっと乱暴。 もう子どもらしいあどけなさは見えなくなってきたなぁと思っていた。 しかし、今日あるアニメを見ていた甥っ子は急に泣き出した。 主人公は町でいつもと違う着飾った母を見かけ…

眺望の旅

高岡まで万葉線、高岡から城端線に乗り換え、 砺波平野と刈り入れを待つ金色の稲を眺めながら、城端へ。 母の同級生と合流。むぎや祭見学。 常徳寺境内でむぎや節のコンテストが行われていた。 本来ならば節に合わせて勇壮な踊りがあるのだが、夜遅くに行わ…

墓参

車中から立山連峰が見えるのは珍しい。 剣岳はどの角度から見てもすぐにわかる。 駅で叔父と待ち合わせ、昼食後、車で墓地へと向かう。 無人の店で花と線香を買い、バケツに水、 祖父母・叔父夫婦・いとこの子供の墓参りを済ませ、宿へ向かった。 いつもはビ…

いつも、そこに音楽が

自分の時間を削り、睡眠に充てている今、 目覚ましの曲と移動中の音楽が楽しみだ。 家で聴いているぶんには唄っていても問題ないが、 移動中、歌ったりリズムに体を揺らすわけにはいかず、 意識して我慢している。 毎日いろんな曲を聴くわけではなく、ある期…

常なるものは無い

変化を自ら起こすこともあれば 急に空から降ってくることもある。 その変化は嬉しいものもあれば哀しいものもある。 嬉しい変化のときはおおいに喜び、 哀しい変化のときは静かに受けとめ、 その喜び哀しみを忘れなければよい。 自分は今日の淋しさを忘れな…

・・・って、そこかい?!

義兄は肉・魚を食べない。 子どもの頃に「僕が食べるものではない」と思ったそうだ。 そんな彼に嫁いだ姉は週末、実家に家族で遊びに来てご飯を食べて帰る。 もちろん肉・魚抜きの食事にするのだが、 4歳の甥っ子は肉・魚を「おいしい」と感じている。 先日…

バスを待つ

15分は待つ。 人通りも無い道。 ぽつりとスポットに照らし出されているような電話ボックス。 長距離電話のイメージが浮かぶ。 バス停はカーブにあり、来る方向を見ていると急に現れるのだが、 それまで何台も車が通り過ぎる。 待つ。 信号が変わるたび、横断…

RE:スタート

新たな環境になり、約一ヶ月。 ようやく研修を終えたところで転機が訪れた。 現場に異動の話。 本社の長に「どうするか?」と聞かれる。 勤務先も時間も変わり、入社時の条件とは異なってくる。 しかし『手に職』なのである。 これまでの知識・経験を活かし…

今思えば『戦争』にとり憑かれた子どもだった。 戦争をテーマにした特集番組や映画・アニメをよく観た。 理由はなんとなくではあるが、生まれ育った町に約50年前、 大空襲があり一夜にして燃え尽きてしまったこと。 それから父が、その東京大空襲の直前に富…

”De qui s’agit-il?”

アンリ・カルティエ=ブレッソン 知られざる全貌 東京国立近代美術館にて。 最終日になんとか滑り込む。 中流階級の家に生まれた彼は反ブルジョア思想を持ち、 民衆の姿を多く撮った。 展示数はものすごく多く、 加えてヴィンテージプリントも展示されていた…

鶯谷パラノイア Vol.3

オープンの時間に遅れてしまったと、焦って向かう。 普段、待ち合わせに遅れることがあまり無いので、ドキドキするが、 みんなのいるところへ「やぁ」と入っていくのも、 なんだかいい気分かも、と店のドアを開けた。 しかし残念ながら一番乗り。 しかも沢登…

やっぱり神保町

大学時代のサークル呑み。 お盆休みに入る前日ということで、おおいにはしゃいだ。 とにかく勝手な言動・行動が許される場であり、 誰かが拾ってくれるだろうと、とにかく外に出してみれば、 必ず拾ってくれるのである。 それが思わぬ展開になり、予想もして…

毎年、式典の中継が始まるとテレビの前に正座し、 涙を流しながら黙祷している。 今年はちょうど車で移動中であった。 デジタル時計の数字を眺めながら、62年前のことを考えた。 新型爆弾は凄まじい爆風と放射能の熱で広島・長崎を地獄にした。 さらに間違っ…

八潮にて

工場へは本社から車で30分。 朝のこの時間が楽しみになっている。 荒川を渡るとき、なんとも気分がいい。 気がついたら8月になっていた。 8月ってやつは、照りつける太陽・海・夏休みといった明るいイメージとは裏腹に、 いろいろあった月であり、夏空を見上…

サマーナイトフェスティバル in アメ横

隅田川の花火を友人宅で見させてもらったあと、 上野まで歩き、ライブ会場へ。 すでにライブは始まっており 観客もこれまでにない数。 花火大会の後という読みは当たっていた。 アコーディオン、ギター、三線、唄・・・ 次々と奏でられていく。 みな呑んで唄…

日暮のにおい

仕事帰り。 買い物をし、家を目指す。 小路の角では 帰りがたい小学生たちが立ち話。 部活帰りの中学生は何か食べながら歩いている。 母親たちも夕飯の材料が入っている袋をぶらさげたまま、立ち話をしている。 今日の夕飯は少し遅めになるのかな。 陽はもう…

『P.O.P (point of purchase』

高円寺ペンギンハウスにて ・DAKOTA LOVERS ・BOBBY'S BAR ・4 SPIKES ・bogalusa ・OPERATION RED FIELD マイルスデイビスのTシャツを着たマスターにビールを頼み、椅子に座った。 ボビーズ・バー ほんとに!ほんとに、ウッドベースに乗っかって弾いていた…

闇は来る

「花影」鑑賞。川島雄三監督。 観るのは2度目。 1度目はビデオだったが、今回は劇場である。原作は大岡昇平。 大岡作品の中で(といっても貧相な読書歴だが)特に思い入れの強い作品である。 銀座のバーの女給・葉子の傍を数多くの男たちが通り過ぎて行った…

arvor党

約一年半、一緒に働いてきた社員さんと夜ご飯を食べに。 これまでのこと、今のこと、これからのこと…存分に話した。 氏曰くは自分も同感で、仕事上はもちろん、服の話やら音楽の話やら、 他愛の無い話やら、気が合った。 自分の転職によりあの店を離れ、一緒…

突然の出会いってのは、こういうものさ

店に早く着いてしまい、まだリハーサルが行われていた。 よい機会なので街をふらり散歩することにした。 狭い道幅の商店街に飲食店、電気屋さん、洋服屋さんが立ち並んでいる。 リサイクルショップというよりは、古道具屋と言った方がぴったりな店。 何を買…

I Love NORIKURA

朝9時スタートの天空マラソン。 「空気が軽くなった!」 と手をパタパタさせる義兄。 確かに、澄んでひんやりした空気で気持ちがいい。 ゼッケンを付けている義兄に聞いてみた。 「走っているとき、何の歌唄ってるの??」 「唄ってない」と一蹴。 じゃ行っ…

飛騨は見えたか

あずさに乗り、新宿を発つ。 朝ご飯を食べつつ、流れる景色を眺める。 どんどん緑が増えていく。トンネルも増えていく。 終点松本駅のホームで、鳩に米粒をやりながら次に乗る電車を待つ。 松本電鉄に乗り換え。2両編成の単線電車。 地元の人らしきおじいさ…